京都フィールドワーク 12月2日(水)

2020/12/04

担当者:天野 太郎
期間:2020年12月2日(水)
場所:琵琶湖疏水蹴上施設、南禅寺水路閣、京都市立琵琶湖疏水記念館、京都市立動物園など
クラス:京都フィールドワーク(6名)

 

今回の「京都フィールドワーク」では、近代京都の復興の原動力となった琵琶湖疏水事業の現地見学学習を行いました。明治初期に人口が半減し、首都機能も移転したことから衰退をたどっていた京都では、その復興策として琵琶湖からの多目的運河を計画・立案し、その推進によって水運・電力・衛生事業などが飛躍的に発展しました。今回はその拠点となった蹴上地域における琵琶湖疏水の現場を学習するために、水力発電所、琵琶湖疏水の疏水分線、水道橋として機能した南禅寺水路閣などを見学学習しました。琵琶湖疏水記念館での諸資料の確認を経たのち、現在では観光機能も付与された多機能型運河の意義について実感することができました。

さらに、その電力を活用した第4回内国勧業博覧会跡地が、現在では動物園、美術館として活用されていること、またそのパビリオンとして建設された施設が平安神宮として活用されていることなどを現地で確認しつつ、近代京都の原動力としての疏水の多角的な役割を学習しました。

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