京都フィールドワーク(京都文化・奈良文化の境界―京田辺を歩く)

2021/01/12

日時:2021年1月6日(水)
学生:7名
担当:天野 太郎

今回のフィールドワークでは、本学所在地の京田辺の歴史・文化的な意義を再発見する目的で、京田辺の文化財と歴史地理的な意義について学習を行いました。

京田辺は、京都の「郊外」というイメージが強いが、京都の周縁というだけでなく、京都文化と密接なつながりがあると共に、山陽道・山陰道・東山道が市域に存在し、古代から交通の要衝として重要な地域です。そうした地に私たちの大学があるということを知る機会となりました。

まず,京都・大徳寺の住持であった一休宗純が居住していた酬恩庵(一休寺)を訪問し、当時の京都市街地の状況や、なぜこの地に居住し、大徳寺に通うことになったのか、歴史的な背景を学ぶと共に、京田辺の地の重要性について学習を行いました。また日本を代表する伝統芸能である能文化の発祥の地の一つである薪集落との関連性についても知ることができました。

また,同志社大学の西に位置する観音寺では、日本に七体しかない国宝十一面観音像を見学し、十一面観音の意味や、観音寺が奈良・興福寺の北の塔頭の一つであり、奈良文化の北端としての意義を学ぶことができました。実際に国宝の仏像を間近に観察しつつ住職の講話を伺うことができ、まさにこの地が京都文化・奈良文化のまさに境界に位置していることを再認識しました。

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