京都フィールドワーク(京都国立博物館見学と和菓子作り体験)

2020/12/24

日時:2020年12月23日(水)10:00〜15:30
担当:天野太郎
学生:6名

今回のフィールドワークは、御白河法皇の院の御所であり、その後も秀吉の拠点・方広寺となり、近代期に跡地が博物館敷地ともなっている京都・東山七条一帯の歴史的形成過程と文化の発進拠点となっているプロセスについて学習を行なうとともに、京文化の一つである和菓子の作成を体験しつつ学ぶ機会を得ました。

まず、東山七条の中心的存在である京都国立博物館を訪問し、特別展を拝観しました。

それと同時に、京都国立博物館敷地は御白河法皇の院御所の一つであり、その後豊臣秀吉によって造営された方広寺大仏殿にも近接しています。その遺構も敷地内に点在しており、それらを確認しながら、京都の歴史的空間の連続性について知見を深めることができました。

その後、甘春堂本店にて、和菓子作り体験と試食をしました。四季折々の作物と連動する季節感と、茶道とも深く連動する京菓子。その歴史的背景のお話を伺いつつ、実際に和菓子を製作しながら、その繊細さや伝統的な京文化の一端に触れることができました。甘春堂本店の周辺には秀吉の耳塚や方広寺の梵鐘銘文など、高校の日本史で学んだ史跡も数多く存在します。そうした史跡にも足を運びながら、京文化と歴史の織りなす重層性、その奥深さを改めて認識することができました。

201224_kfw_report1.jpg

 

201224_kfw_report2.jpg

 

201224_kfw_report3.jpg

 

201224_kfw_report4.jpg

 

201224_kfw_report5.jpg

 

201224_kfw_report6.jpg