授業紹介

「社会対応力」「グローバルコミュニケーション」「シティズンシップと法」という社会と向き合う3つの基礎力をベースに、社会と関わる実践的な学び方を身につけ、それぞれの興味や将来展望に合わせたパーソナルな学びが構築できる、バラエティー豊かな科目がそろっています。

1年次科目

 

【必修科目】

基礎演習

大学での勉学や学生生活にとって必要となる社会的事象に関する関心を育て、社会的事象に関する基本的な見方や考え方を身につけることを目標にします。そのために必要な、文献の探し方、研究論文やレポートの作成の仕方、調査データや情報検索の方法などを、「基礎演習マニュアル-学問の基礎技術」を活用して学びます。

現代社会入門

現代社会学部社会システム学科の5つのコースにおける学びに関連する内容の講義を通じて、それぞれのコースの概要や特徴を理解することを目標とします。各コースの教員(5名)が3回ずつ講義するオムニバス方式で授業を行います。

シティズンシップ入門

満18歳から選挙権を有することとなり、有権者として憲法および政治について基礎的な知識を有し、現代社会の直面する問題を法的・政策的な視点から理解する必要性が強くなりました。
前半においては、国家の組織・作用に関する根本規範であり、最高法規である憲法について、基礎的知識の修得をはかります。後半では、日本の民主主義と今後の日本のあり方について考察します。

社会リサーチ入門

社会システム学科での学習にとって必要となる社会的事象に関する関心を育て、論理的思考力や、相互意見交流や発信を通して、Project Based Learningに関する基本的な見方や考え方を身につけます。 プロジェクトを通して社会課題の理解の適切さと問題解決にあたる姿勢を身につけ、情報技術の活用の能力を修得します。グループディスカッションを通して個々の論理的思考力や、議論を通した発信力の基礎的能力高め、他者と協同的な関係を築く姿勢を修得します。

 

 

【選択必修科目】

文化人類学概論

文化人類学は、西欧近代社会の側が「異文化」とみなした人びとや社会を主要な対象として、人類の多様な文化のあり方を明らかにしてきました。文化人類学の成果や視点を学ぶなかから、文化の多様性を考察するとともに異文化を理解する視点を養います。

京都学概論

都市としての京都の始まりは、桓武天皇による平安京の造営(794年)にまでさかのぼります。それ以来京都は、1200年間以上の永きにわたって、日本の首都として、また日本文明の中心として栄えてきました。都市は生き物であり、時代が変わるごとにその構造を変化させていきます。こうした伝統を持つ京都を、「都市史学」という立場から通観します。 

観光学概論

観光は、非常広範な行動であり、関連する領域は非常に広い。このような観光の特徴を、理論と現実の両面から理解し、人間生活や社会との深い関わりを理解します。国の観光立国政策や、インバウンド観光来訪者の急増など、観光に対する関心は高まっていますが、観光に対する社会的理解はまだ充分とはいえません。表層的な単なる娯楽という理解ではなく、観光についてより深く考えられる能力を獲得するために、まずその基礎となる広範な知識を獲得することを目指します。

社会学概論

中世社会の特徴を人口の視点から捉え、近代市民社会の動態を「集団と個人との関係」から解明するのが社会学であることを理解します。 

倫理学概論

「倫理」を私たちの人生の歩み、あるいは社会生活で生じる様々な倫理的問題について考察を加える営みと理解します。そこで講義では、私たちの人生、社会生活、現在考えるべき倫理的諸問題について吟味し、人間同士が共に生きていく上で考察しなければならない問題=倫理的問題について、自分自身で考え判断する力を養います。

経済学概論

社会科学の一分野としての経済学が成立、発展してきた過程を、政治経済の歴史的発展の文脈に置いて理解します。具体的にはスミス、マルクス、ケインズといった、偉大な経済学者の経済思想をそれが登場した社会的背景を考えながら理解します。そこから、重要な経済的問題(貨幣・労働・格差など)について言及しながら議論を進めていきます。

経営学概論

ビジネスマネジメントの要素は、経営者だけでなく中間管理職、一般社員に至るまで、一人ひとりの「仕事」における創意工夫の中に見出すことができます。本講義では企業の目的、戦略、生産・販売・財務活動などについて基本的な知識を学びます。

法学概論

法というものは、もっと身近で、私たちの日常生活に密接に結びついているものです。憲法を中心として各法分野で現在まさに問題となっている最新のトピックをとりあげ、法的な視点から現代社会を見つめなおしつつ、法とは何かということを理解すると同時に、法学を学ぶ上で必要な知識と法的思考方法の基礎を修得します。

2年次科目

 

【必修科目】

法からみる現代社会

日々のニュースには法的な知識がなければ理解できないものが少なくありません。そして、報道内容が不正確であったり不適切であったりすることも、残念ながら少なくありません。現代社会を見る目を獲得するには訓練が必要であり、そのような目は、今後皆さんがどのような勉強をしていくに際しても重要です。本科目では、”法”を通して現代社会を分析する視角を養います。

2年次・3年次科目

 

【コース科目】

1年次の概論科目の履修により身につけた知識をもって、自分の興味あるコース科目を2年次から履修していきます。3年次から所属するゼミ「応用演習・卒業研究」が決定することにより、自分の所属するコースが決定します。所属するコース科目から14単位以上、自分の所属するコース科目から修得する必要があります。

〇多文化共生コース

多文化共生とこども

多文化化が進む日本社会。多様な文化を受け入れ共生していく価値観の育成が求められています。講義では、多文化社会が成立する歴史的背景(日系移民史)や世界の多文化社会の事例など、多文化のなかのこどもなどに焦点を当てながら、地球的課題の1つである「人の移動と共生」の問題をグローバルとローカルな視点からとらえて考察します。また、外国人のこどもの教育が重要な課題になっている日本の小学校の現状から、このようなこどもを理解するために必要な市民的資質についても検討します。

移民・難民論

移民・難民という言葉を聴くと、わたしたちの暮らしと程遠い、新聞やTVニュースなどのメディアで伝えられる、どこか遠い所の話のように思われるかもしれません。しかし、わたしたちの日常生活を少し見渡してみると、グルーバル化が進むなかで異なる国や地域から来られた異なる文化・エスニシティの人々との接触・交流なしに過ごす日々などないという社会状況になっています。本講義では、移民・難民に焦点を当てるとともに、それらに関係する社会問題を検討します。 

グローバル社会論

本授業では、わたしたちの日常生活との繋がりを探るなかから、グローバル社会について理解します。グローバル社会が論じられる時、往々にして国際会議や多国籍企業のような華々しい場が事例として取り上げられる傾向が見受けられます。しかし、本授業では、むしろ慣れ親しんだ身近な日々の暮らしこそが、グローバリズムとの深い結びつきのなかで成り立っている事例を取り上げ考察します。このような考察を通して、グローバル社会のあり方を理解するとともに、それがわたしたちの日常生活とどう関係しているのか追究します。

 

 

〇京都学・観光学コース

京都フィールドワーク

京都に関する基礎学習、フィールドワークに関する基本的な手法に関して学ぶとともに、受講学生と相談した上で目的地を設定し、実際に京都地域(宇治、京田辺、八幡などの周辺地域も含む)また、隣接する大阪や奈良にも焦点をあてながら、現地フィールドワークを通して学習します。

観光地域事業論

現在日本では、地域の活性化のために、観光振興を進めている地域が多数あります。しかし、これらの地域が観光振興において成果を挙げるためには、観光特有の特徴を理解し、それぞれの地域に特有の条件下で、それらに対応できる運営・地域マーケティングを実施しなければなりません。本講義では、観光地域事業に関わる代表的な事例を紹介しながら、地域の観光事業への理解を深めます。 

ホスピタリティマネジメント論

現在の産業社会では、サービス要素の重要性がますます増大しており、企業の収益性を左右する重要な要素となっています。このようなサービスの中でも、人的サービスはその重要性と同時に経営管理の難しさが様々な領域での経営課題となっています。人的サービスの品質、そしてその結果の顧客満足や顧客ロイヤルティの決定要因として、接客におけるホスピタリティの重要性は明らかである。この授業では、ホスピタリティマネジメントに関連する理論的要素を学習して身につけるとともに、様々な企業の事例を通じて、ホスピタリティの経営管理を多角的に学び、その方策について考える力を養います。 

 

 

〇ライフデザインコース

女性とリーダーシップ

日本社会でリーダーシップを発揮している女性は、諸外国と比較して極端に少ないのが現状です。社会における女性の活躍度を示すジェンダー・ギャップ指数(GGI)の日本の順位は、144カ国中114位です。日本の順位を大幅に下げる主要因は、企業の管理職と国会議員・閣僚に占める女性比率が著しく低く男女の賃金格差が大きいことです。政府主導で女性活躍推進策がすすめられている現在、自分の人生をよりよく生きるため、また、自分の周りや社会を少しでも良くするため、自己リーダーシップとリーダーシップ資質を身につけることを目指します。

家族臨床心理学

家族はあまりにも身近すぎて意識せずに生活を送りがちなものです。しかし、人々に安らぎを与え、人格を形成する場としての重要な役割を家族は担っています。何かと家族をめぐる問題が取りざたされる現代にあって、もう一度家族の意味を考えます。授業では、社会状況の変化と関連付け、現代における様々な家族問題を取り上げながら、家族をとりまく心の危機を理解し、家族の健全な発達を支える心理的援助法の理論と実践について学びます。

女性と社会保障

女性が主体的に自らのライフスタイルを選択し、さまざまなライフイベントを経験しつつその人らしい生き方が獲得できるよう、女性と深く関わる社会保障(福祉)制度・政策を学習します。さらには、具体的な事例を活用しながら現在の社会保障・福祉の問題点とその解消のための方策をともに考えて行きます。

 

 

〇ビジネスマネジメントコース

人的資源論

企業は、「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つの資源を活用して、日々の経営を行っています。本講義では、そのうちの「ヒト」の管理・活用のあり方について学びます。「ヒト」を動かすためにはどのような仕組みや考え方を持つことが重要なのか、また、「ヒト」のマネジメントに関してどのような問題が現実に生じているのかについて、体系的に理解していきます。 

経済政策論

欧米や日本の経済政策を中心に、そこからどのような点が学べるのかを考えながら授業を行います。できれば新興国などの世界の経済政策にも言及します。世界の市場システムは多様であり、自由主義型、国家主導型、社会的市場型などに分けられるが、それぞれの特徴にも配慮します。最後に、グローバル経済における経済政策についても解説します。

流通論

流通は商的流通・物的流通・情報流通の面で消費者と生産者を結びつける重要な機能を果たしています。その活動の実際は商品分野、業態、規模等の違いによりバラエティーに富んでいますが、一方で規制緩和、国際化、「IT革命」のもとで今日、大きな変化を受けつつあります。本講義では現代社会において流通の果たしている役割を正しく理解するため、石原武政・竹村正明編著(2008)『1からの流通論』にもとづき「様々なタイプの小売業」、「小売業を支える背後の仕組み」、「流通の理論」の順に体系的に学んでいきます。 

 

 

〇公共政策と法コース

公務員と法

公務員とひとくちに言っても、さまざまな職種が存在しますが、本講義においては、行政職の公務員(とくに地方公務員)にとって必要な憲法・行政法(行政組織法、公務員法)・地方自治法の基礎知識を修得し、公務員の人権・権利・義務・責任、行政、地方自治に関する法制度、判例などを学びます。

民法Ⅰ・Ⅱ

民法は市民社会の基本法ですから、定める内容は膨大かつ難解です。しかし、民法に限らずおよそ「法」は人間が作り出したものなのですから、およそ常識にかなったことが定められています。問題なのは、法律の中にある条文が、具体的にどのような場面を想定して作られたものなのかを、思い浮かべることができるかどうかです。具体例を使いながら、民法を貫く考え方がどのようなものなのか見ていきます。この講義では、民法に関する基礎的な知識を学び、今後の学習や関連科目へつながる考え方を獲得することを目標とします。

国際社会協力政策論

靖国・教科書などの歴史認識問題や、竹島ほかの領土問題など今日日本外交が抱える重要問題を考察するために、東アジアをめぐる国際政治を歴史的に検証します。明治以降、日本はロシア、中国、朝鮮、米国との間で、対立と協力を繰り返してきました。現状の問題を考えるために、この授業では、主に日米中露の4カ国間の関係が歴史的にいかに展開し、それがどのように周辺国に影響を与えたか考察を行います。

社会システム学科