衛生化学研究室

疾病の治療に向けた幹細胞の性質と遺伝子発現解析

有効な予防法や治療法が開発されていない疾病の中には、予防・治療法の開発に向けて幹細胞と呼ばれる特殊な細胞について性質や遺伝子発現解析が重要であるものがあります。このような疾病の中から私たちの研究室では、がんとアルツハイマー病に着目し、以下の研究を行っています。

  1)がん細胞の抗がん剤耐性の改善:がん幹細胞は抗がん剤が効きにくいことから、本研究では、各種の抗がん剤に対するがん幹細胞の感受性や抗がん剤耐性につながる遺伝子を解析する研究を行っています。

  2)アルツハイマー病の改善:脳内に神経細胞を新生できれば、アルツハイマー病の予防並びに改善につながると期待されます。本研究では、神経幹細胞から神経細胞への分化に対する医薬品や食品成分、環境汚染物質の作用とこの作用に関わる遺伝子を解析する研究を行っています。

 

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