2018年度 人間生活学科公開講演会『服飾とアイデンティティー~なぜ西洋はあれほどの手仕事をしてきたのか~』

2018/10/24

 2018年10月24日(水)に2018年度人間生活学科公開講演会が開催されました。今回は、ヨーロッパの古いレースや刺繍などのコレクションで知られるユキ・パリス氏(YUKI PALLIS COLLECTION 主宰)をお招きし、「服飾とアイデンティティー~なぜ西洋はあれほどの手仕事をしてきたのか~」と題する講演を伺いました。人間生活学科の学生に加え、他学科や他大学、一般の方々など多くのご来場をいただきました。お越しくださった皆様に御礼申し上げます。

  講演会は「人は美しいものを見て感動する。」「人は思いを形で表現できる。」というお話からはじまり、レースで身を飾った歴史的な肖像画やユキ・パリス・コレクションの繊細で緻密な手編みレースの画像を多数紹介いただきながら、服飾やものづくりに関わる多くの示唆をいただきました。美しいレースの数々を愉しみながら、服飾について考えを深めました。
 聴講した学生からは「美しい手作業のレースに感動した」「複雑で難しいものを丁寧に作ることの素晴らしさを忘れないようにしたい」「服装とアイデンティティーの強い結びつきに納得した」「服飾への想いをもっと大切にしていきたい」「歴史や文化、服の持つ意味にも関心を持って装いたい」「揺るがない軸を持っている人、素晴らしいものが見える人になりたい」など様々な感想が寄せられました。