2009年5月20日 音楽学科主催『森 悠子氏 公開講座』

2009/05/20

「長岡京室内アンサンブル」の主宰でもある国際的ヴァイオリニスト・森悠子氏を迎えた弦楽器のためのシリーズ講座。

今回はモーツァルトの弦楽作品をもちいて、音楽と身体の自然な動向から運弓法の原理について考察する内容。まず舞台上の演奏学生全員にバロック弓が準備され、弓と運弓法の歴史にかかわる解説とその実体験が行われた後、楽曲中の具体的な音の意味や方向性について、あるいはフレーズ構築や呼吸との関連について、弦楽器の原点を見つめ直し演奏者の発想を広げる「体感的講座」であった。