学びの特徴

特色ある授業やプログラムの紹介

学びの奥行き 音楽療法
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音楽療法

人の心と体に寄り添い、音楽で安らぎを届ける。

北脇ゼミ : 音楽で、生きる力をサポート

力強い演奏に感動を覚えたり、昔の曲で懐かしい風景を思い出したり。音楽が心に触れる瞬間を誰しもが、一度は経験しているものです。音楽療法とは、音楽が心や体に働きかける力を生かし、人に安らぎや楽しさを与える学問。学生たちは、1年次に音楽療法の基礎理論や病理学、心理学を学び、2・3年次には目の前にいる人の体調や気分に合わせて臨機応変に対応する力など、即興性に優れた演奏技術を習得。また実習を通して、音楽が人に与える影響を体験的に学び、日本音楽療法学会認定音楽療法士の受験資格と、全国音楽療法士養成協議会認定音楽療法士(1種)の取得をめざします。音楽療法士としての進路は幅広く、卒業生の多くが高齢者施設や児童支援施設、学校などで活躍中です。人の心に触れる音楽を考え、届け続けています。

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音楽社会学

音楽を拡張させる、社会というエッセンス。

筒井ゼミ : 音楽と社会のつながりを追究

芸術、文化的側面だけでなく、音楽を自らの興味や経験、世の中の在り方と結びつけ、多面的に学ぶのが音楽社会学の特徴です。学生たちは1〜3年次に、音楽にまつわる歴史や文化を幅広く学習。特に西洋音楽の研究にあたって、必要不可欠なキリスト教の教養が得られることは、その後の研究活動に役立ちます。4年次には、身につけてきた横断的な知識と、自身の持つ音楽への視点をミックスしてテーマを設定し、卒業研究に挑戦。音楽に「社会」という視点が加わるため、卒業研究のテーマは多岐にわたります。60年代・70年代に放送禁止となったフォークソングや、オペラ・ミュージカルの音楽と歌詞の結びつきなど、自分の興味を自由に広げてテーマを設定することで、学生たちの音楽に対する視点は、以前より広く、深く、育まれていきます。

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学びの奥行き 音楽創作
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音楽創作

いろんなジャンルを結びつけ、新しい音楽表現を探る。

成田ゼミ : 作曲・音楽創作

難しくとらえられがちな、作曲や音楽創作。しかし、スキルを磨きながらオリジナル作品を生み出すことは、実は誰しもがチャレンジできて、自分らしさも表現できる楽しい手段です。クラシックやオペラ、邦楽、電子音を取り入れた音楽まで、現代の音楽は多様化していますが、ここで学ぶ音楽の基礎理論はどのような音楽にも有効。おもしろい楽器の組み合わせを模索したり、コンピュータを使ってさまざまなジャンルの音楽を結びつけたり、自由に新しい音楽表現を探りながら、発表コンサートに向けて作品をつくり上げていきます。

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「音楽学」「音楽療法」「音楽クリエイション」「音楽ビジネス」の4つの科目群を設置

西洋音楽の基礎のうえに4つの科目群を設定。幅広い学びと専門性を深める体系的な学修と柔軟な進路設計に対応する、自由度の高いカリキュラムが特徴です。充実した演習やパフォーマンスに関する科目より音楽の専門知識・技術・創造力・表現力を養い、高度な専門性をもとに、社会で力を発揮する人材を育てます。

TOPICS

2025年度より、 「音楽ビジネス」を新設

パソコンによる音楽制作や、ネット配信、生成AIなど、音楽の制作・発信手法は加速度的に多様化しています。音楽文化専攻では、時代の流れに合わせてカリキュラムを改正。クラシックを主体とした伝統的な学びを保ちつつ、コンピュータ音楽やポピュラー音楽も含めた広範な内容を扱い、音楽ビジネスの現場で活きる知識や技術を育てます。

音楽学

音楽は、制作された国や地域の当時の情勢、時代背景などを色濃く映し出す「社会の鏡」。芸術、文化的側面だけでなく、音楽を世の中の在り方と結びつけて分析・考察することで、多様な社会に対応できる自立した人材を育成します。

PICK UP 科目 内 容
音楽社会学 海外からも多くの注目を集める日本のポピュラー音楽を、音楽社会学の視点から考察。現在に至るまでの歴史的背景やメディアとの関わり、海外展開の事例などを体系的に理解します。
音楽教育史A 音楽教育の特徴を明治・大正・昭和・平成期以降に分けて検討。興味を持ったテーマを各自調査・分析したうえでプレゼンテーションを行い、自身の音楽教育観を相対的に捉える力を養います。

音楽療法

力強い演奏に感動を覚えたり、昔の曲で懐かしい風景を思い出したり。音楽が心に触れる瞬間を誰しもが、一度は経験しているものです。音楽が心や体に働きかける力を生かし、健康や生活を支援する「音楽療法」という学問を、実践的に学ぶ学問領域です。

PICK UP 科目 内 容
音楽療法(グループ体験) 音楽療法の現場で用いられるさまざまなアプロープ方法を学修。ディスカッション、即輿演奏、アンサンプル創作を通じ、集団内の人間関係や集団構造を的確にとらえる技量を養います。
音楽療法基礎 Ⅰ・Ⅱ 音楽療法の理論や臨床法、対象者についての認識を深める授業。授業後半には知的障がい、身体障がい、リハビリテーション、終末期などを想定した、音楽療法の実践的活用方法を学びます。

音楽クリエイション

心の中に生まれたメロディを発信するために、和声や対位法、楽譜分析、管弦楽法、音楽プログラミング、映像音楽、デジタル・オーディオ・ツールの操作法などを幅広く学修。作品制作に生かせる力を体系的に身につけ、作曲活動にも取り組みます。

PICK UP 科目 内 容
アニメ音楽演習 一般的なコンピュータ音楽制作手法に加え、現代のアニメ音楽制作において特に必要とされる知識や基礎技術、専用ソフトによる歌曲制作方法を中心に学修します。
音楽プログラミング Ⅰ〜Ⅳ Ⅰ・Ⅱで音響合成プログラムの作成に挑戦したのち、Ⅲ・Ⅳ で照明や舞台装置、サウンド・インスタレーションに関連するプログラミングを学修。段階的にスキルを深めていきます。

音楽ビジネス

多様な音楽に対する理解、音響装置などの操作技術、マネジメントスキルなど、音楽業界で活かせる力を醸成する科目群。企画、プロデュースなどの科目に加え、マーケティングやメディア視点の授業を展開し、音楽ビジネスを俯瞰し、社会全般でも活躍する力を養います。

PICK UP 科目 内 容
企画制作プロデュースⅠ・Ⅱ 1 年次の「音楽ピジネス概論」から3 年次の「音楽ビジネス演習」への橋渡しを担う科目。企画、マネジメント、プロモーション、舞台製作、音楽配信などについて詳しく学びます。
WebマーケティングⅠ・Ⅱ 「企画制作プロデュース」で得た基本的な学びのうち音楽や動画配信、サブスクリプションなどに焦点を当て、より専門的に学修。音楽ピジネスの現場で必要となる知識を身につけます。

教育方針

音楽学科のディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシーについては下記リンクをクリックして確認してください。


音楽文化専攻