現代社会学部公開講座 第23期 町家で学ぶ京都の歴史と文化 ~第1回 『落語三席』~

2016/10/27

講師:桂 九雀[落語家]

今回の演目は「御公家女房」・「七段目」・「三味線栗毛」の三席。長屋の住人が容姿だけで決めた縁談の相手は公家の娘。生活を始めると公家と庶民の言葉遣いの違いに意思疎通ができず、笑いを誘う「御公家女房」。次いで「七段目」は歌舞伎の演目『仮名手本忠臣蔵』の七段目「祇園一力茶屋」の場を芝居好きの若旦那が演じるというもの。「三味線栗毛」は大名の三男と検校という最高位を夢見る、三男のもとへ通う按摩の出世噺。京都にまつわる場面の登場や三味線・笛・拍子木などの演出が加わり、迫力と臨場感をより楽しく感じることができた。