人間生活学科 フィールドワーク<保津川下りならびに嵐山界隈散策>
過日(2015年11月16日<月>)、生命倫理学研究室のゼミ生11名と、水運の歴史の源でもある保津川の自然と真向かう時を与えられました。
「自然に身を投じてごらんなさい」(養老孟司『朝日新聞』2015.10.2)との言葉に触発を受け、秋晴れの一日、川の流れに揺られながら、自然の雄大さと美しさに招かれつつ、人間の合理に基づく発想を再検証しました。合理的世界観に安住する中で見失いかけた「いのち息吹」を再発見する機会を与えられました。自らの固定的な思い煩いから解き放たれ、「生命(いのち)」への思索を深めました。各人の卒業論文執筆の旅路が洞察に富み、実り多きものであることを願ってやみません。
激流の中での、船頭さんたちの櫂さばき、さらにユーモアに溢れたトークは船旅に彩り与えていました。また、「船上コンビニ」という文化との触れ合いも非日常的な一コマでありましたことも付言致します。