Japan Studies Dクラス奈良フィールドトリップ

2015/10/31

JSP留学生と本学学生で構成する『Japan Studies D』クラスの一環で、10月31日に奈良フィールドトリップを実施しました。

このクラスのテーマは日本における茶の文化です。授業では岡倉天心著の『The Book of Tea』を通して茶の湯について学んでおり、今回は茶の湯にゆかりのある慈光院を訪ねたり、秘仏・救世観音像(岡倉天心と彼が助手を務めていたアーネスト・フェノロサが厨子を開扉したとされる)を拝観するために法隆寺を参拝したりしました。

慈光院では住職より、茶の湯の歴史や茶室、そして茶の湯を通してみえる日本人のもてなしの心などについてお話しいただきました。難しく捉えられがちな茶道も元々はお茶でお客様をもてなし、最高のひとときを過ごしてもらうために設けられた時間だという説明があり、留学生と本学学生は茶の湯の世界を少し身近に感じることができた様子でした。また、法隆寺では、間近で見る多くの国宝級の美術品に皆が見入っていました。

本フィールドトリップは、留学生および本学学生が日本の美術や美意識に対する関心を高める大変良い機会となりました。