『Japan Studies B』広島フィールドトリップ

2015/10/19

Japanese Studies Program(JSP)の日本文化・社会クラス『Japan Studies B』の一環として、10月17・18日の2日間、広島フィールドトリップを実施しました。

本授業の担当・吉江孝美先生、JSP留学生1名、本学学生5名と引率者2名の合計9名が参加しました。

このクラスのテーマは日本の近・現代文学。フィールドトリップの初日は、井伏鱒二著の小説『黒い雨』や、こうの史代作の漫画『夕凪の街、桜の国』といった作品を学ぶため、原爆ドームや広島平和記念資料館を見学したり、被爆証言講話を聴講したりしました。

講話の中で紹介された、原爆投下によって引き起こされた悲惨で残酷な現実。それを目の当たりにして負った心の傷。被爆者ご本人が語る言葉は、現実に起きた身近な問題として考える機会となり、教科書では決して学ぶことのできない貴重な経験になったようです。

フィールドトリップ2日目には、日本三景の一つ安芸の宮島を訪問し、世界遺産である厳島神社を拝観しました。学生たちは、海上に浮かぶ朱の大鳥居と社殿に、日本人が大切にしてきた歴史の重みを堪能しているようでした。