開催日｜9月12日（水）～14日（金）

ANAグループと本学の連携協力に関する包括協定のもと、3日間におよぶセミナーをグループ各社の協力により実施しました。

【１日目】
本学京田辺キャンパスにおいて、企業としてのエアライン、空港での仕事、グループ各社の基礎知識と航空専門用語、企業訪問時のマナーや立ち居振る舞い、身だしなみなどについて講義を受け、実習を行いました。

【２日目】
午前中、全日本空輸株式会社大阪支店・ANAセールス大阪支店（大阪市北区）、ANAテレマート株式会社大阪支店（大阪市西区）にて業務説明を受けた後、社内の見学および社員の方たちとの質疑応答を行いました。午後からは、ANAクラウンプラザホテル（大阪市北区）にて、ホテルにおけるホスピタリティについて講義を受けた後、様々な客室や宴会場などの施設の見学を行いました。そして、学生自身が宿泊する部屋のベッドメイキングや、ディナーのテーブルセッティングなどの実習を社員の方たちの指導のもとで行いました。夕食はテーブルマナーの講習を受けながらフレンチのフルコースを頂き、夕食後は、講師との懇談会が行われ講師の経験に基づく具体的なお話を伺いました。

【３日目】
午前中、航空管制官などの養成校である国土交通省航空保安大学校（大阪府泉佐野市）にて航空保安業務について講義を受け、各実習室を見学しました。午後からは関西国際空港にて、エアーニッポン株式会社の客室乗務員の方やANAロジスティクサービス株式会社の社員の方と、仕事内容や就職活動について懇談を行いました。またその他、チェックインカウンター、ステーションコントロール部など、空港の施設見学を行いました。

今回のセミナーを通して、学生たちは、「1機の飛行機を飛ばすために様々な部門のスタッフが1つのチームとして役割を果たしていること」「お客様から見えない仕事に携わっているスタッフの一人一人が、利用者へのホスピタリティを常に意識していること」に気付くことができました。学生たちからは、「航空業界に対する漠然とした憧れが、はっきりとした目標に変わった」「『ホスピタリティ』が、エアラインやホテル業界だけでなく、すべての業界、また、日々の生活の中でも大切であることが分かった」「挨拶や時間前行動といった社会人として当たり前のマナーを、守れていないことに気付くことができた」「これからの就職活動に向けてモチベーションを高めることができた」などの感想が寄せられ、充実した3日間となりました。