産学連携ブライダルプロジェクト発表会を行いました

2021/03/03

産学連携ブライダルプロジェクト「幸せの十分間 ―和ろうそくに願いを込めて―」の発表会を2021年2月19日(金)に行いました。

学芸学部メディア創造学科関口英里教授のゼミでは、毎年株式会社TNCブライダルサービス様の監修により、結婚式の企画を考案するプロジェクトを2008年度から開始。和婚の減少や儀式の簡略化傾向により、京都の伝統工芸品需要が減少している現状をふまえ、「伝統産業の盛り上げの一助」として、学生のアイデアを活かした企画で社会貢献を目指しています。過去には京老舗とのコラボにより、香や扇子、京野菜を使用した演出をプロデュースしてきました。

2019年度の2年次生が「和ろうそく」に焦点を当て、結婚披露宴で定番化しているキャンドルサービスを独自にアレンジし、和婚に合う全く新しい演出プランとして企画を完成。そのプランを2020年度2年次生が実際の挙式さながらにプロデュースするという2学年合同の発表会を行いました。

当日は、老舗料亭「東観荘」(京都市東山区)様に模擬結婚式の会場をご提供頂いて模擬挙式を行うとともに、企画商品の販売開始をPRしました。装花、ヘアメイク、着付けなどは本格的にプロの方にお願いする一方、プランナーやカメラマン、音響照明担当のスタッフから花嫁、招待客役まで全てゼミ生が務め、ゼミでの学びを実践。その様子は新聞社やテレビ局にも取材をしていただきました。

まず、新郎新婦の新たな門出の証として「福願書」に署名。次に、これからの人生が明るくなるよう願い、ふたりで「メモリアル和ろうそく」に火を灯し、その後、火を灯した和ろうそくを各テーブルに配ることで、列席者に「幸せのおすそ分け」をしました。締めくくりには、司会者の合図で、新郎新婦と代表列席者で同時にガラスの筒を被せ消灯し、幸せを封じ込めます。和ろうそくならではの柔らかな煙が、ガラスの筒から漂っていました。

なお、この婚礼演出プランは株式会社TNCブライダルサービス様、また、「メモリアル和ろうそく」は、今回の連携企業である和・京蝋燭の老舗である中村ローソク(京都市伏見区、㈲中村ローソク・田川広一氏)様から、それぞれ販売されます。

210302_report_1.JPG

 

210302_report_2.JPG

 

210302_report_3.jpg

 

210302_report_4.JPG