ベトナムからの留学生が活躍!

2020/02/13

2019年12月12日に,京都市内の小学校でベトナムテレビ局による日本の学校給食に関する取材があり,本学に留学中の学生が通訳などで貢献しました。当日は児童と一緒に給食もいただきました。児童から「ベトナム語で『いただきます』はどう言いますか?」と尋ねられ,ベトナム語の「ありがとう」を児童に教えてくれました。ベトナムには『いただきます』に相当する言葉がありませんが,留学生たちは日本の「いただきます」の意味を深く理解してくれていました。TVスタッフだけでなく,児童や教職員の方々にも大変喜ばれ,感動的な国際交流ができました。

この取材は,ベトナム国立栄養研究所の部長Bui Thi Nhung先生から,食物栄養科学科の小切間美保教授への相談に始まり,京都市教育委員会,訪問先小学校の快諾により実現したものでした。ベトナムでは,小児肥満などの問題があり,栄養バランスの良い給食と食育が必要と考えられています。そこで,日本の学校給食の仕組みを参考にした制度を検討しておられます。今回の取材は,栄養バランスの良い給食の重要性を多くの大人たちに理解してもらうことを目的に企画されたそうです。

留学生たちは,事前に2回,小切間教授から日本の学校給食の制度や実情についてレクチャーを受け,猛勉強しました。また,管理栄養士専攻の学生たちとも交流し(写真),栄養や食育について学びました。留学生にとっては思いがけない機会となり,貴重な経験ができたことと思います。

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