コンピュータウイルスとは、ネットワークあるいはUSBフラッシュメモリなどの記憶媒体を通じて、コンピュータに侵入(これを「感染」といいます)し、システムやファイルに被害をもたらす悪質なプログラムのことです。ウイルスに感染したコンピュータは、システムが不安定になったり、ファイルの改ざんや破壊といった被害が起こります。また、ネットワークにつながるほかのコンピュータに次々と感染し、その被害を拡げていきます。さらに昨今ではウイルス自身にメール送信機能を持つものが多くなり、感染したコンピュータに登録されているメールアドレス宛に自身が添付ファイルとなって一斉に電子メールを送信するというように、増殖の手段も多様化してきました。本学ではウイルス対策ソフトによる監視などを行い、常にウイルス対策を行っています。しかし、万一感染した場合にはその被害を最小限にとどめるためにも、利用者一人ひとりがコンピュータウイルス対策に関心を持つことが重要なのです。本学には、個人の持ち込みパソコンを接続できる情報コンセントや無線LANを利用できる場所があります。持ち込みの場合、皆さん自身でウイルス対策を実施したコンピュータを必ず使用するように心がけてください。●パソコンにウイルス対策ソフトをインストールする。●パソコンの起動とともにウイルス対策ソフトも起動するように設定する。●USBフラッシュメモリなどを挿入したとき、ファイルをダウンロードしたときは必ずウイコンピュータウイルスは次から次へと新しいものが作り出されています。さらにウイルスの感染を予防するためにも、次の2つは必ず行いましょう。●ウイルス定義(パターン)ファイルの更新ルス対策ソフトでチェックする。ウイルス対策ソフトは、ただパソコンに組み込んだだけではほとんど意味がありません。次々に作り出されるウイルスを検知・駆除するため、常に最新のウイルス定義(パターン)ファイルに更新するように設定しておくことが不可欠です。ウイルスの中には、OS(Microsoft社のWindowsシリーズなど)そのものの不具合を狙って攻撃してくるものがあります。ウイルス対策ソフトのウイルス定義(パターン)ファイルと同様に、OSについても最新の修正プログラムを適用しなくてはなりません。Windowsシリーズでは「スタート」メニューから「Windows Update」を選んで実行します。マカフィー社 ・・・・・・・・・https://www.mcafee.com/ja-jp/トレンドマイクロ社 ・・・https://www.trendmicro.com/ja_jp/無線LANウイルスウイルス対策済対策済情報コンセント情報コンセン無線Lコンピュータウイルスとはパソコンをネットワークに接続する前にウイルスの感染を防ぐために予防の基本●OS(基本ソフト)のアップデートウイルス対策ソフトを扱う主なメーカーのWebサイトウイルス対策 ソフトコンピュータウイルスを除去したり、ウイルスに感染したファイルを修復し、コンピュータを感染前の状態に回復させるアプリケーションソフトのこと。ワクチンソフトとも呼ばれます。情報コンセント建物内部に情報配線(LANなど)が敷設された大学や企業などで、情報通信機器をネットワークに接続するために用意された接続口(ソケット)のことを指します。無線LAN有線ケーブルを使わず、電波や光などの無線で通信を行うLANのことを指します。ウイルス定義(パターン)ファイルコンピュータウイルスの特徴を収録したファイル。ウイルス対策ソフトはこのファイルに基づいてコンピュータウイルスやワームを検出していきます。019
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