3 質疑応答 4 閉会挨拶 教務部長 谷 直之 現代社会学部では、「チョコっとFD」という名称で、学部教員会議の開始直前に10分間のFD研修を2017年度から積み重ねて6年目になる。学部教員が毎回1名ずつ、自分の授業について、実践報告を行うものであるが、以前は対面で行っていた。しかしコロナウイルスが蔓延した2020年度から現代社会学部教員会議がMicrosoft Teamsに移行するにあたり、「チョコっとFD」もMicrosoft Teamsを利用するようになった。対面で行っていた頃にチョコレートが配布されたことに伴い、短い時間の「ちょっと」と、「チョコレート」を意味する「チョコっとFD」はオンラインになってからもご褒美のチョコレートも併せて継続して行われている。2022年度からは今までの授業の取り組みの紹介だけではなく、研究紹介にも範囲を広げて、教育・研究についてFDが行われている。6年間も継続してくると、まさに「継続は力なり」でほぼ全教員の授業の取り組みの様子がわかり、それぞれの個性とともに、学部内での授業同士の関連性も見えてきた。 このような現代社会学部のFD活動の成果を第17回アクティブ・ラーニング研究会にて報告を行った。その成果は以下の4点にまとめられる。 開催:京田辺キャンパス 頌啓館ホール 対面開催 司会:若本 夏美 教育開発支援センター長 1 開会挨拶 若本 夏美 教育開発支援センター長 2 講 演 「FD・アクティブ・ラーニングの取り組みあれこれ ~Cultural Agility とCritical Thinkingの活用~」 現代社会学部長 塘 利枝子 先生 「〈学部内の多様性を活かして〉~現代社会学部のFD活動報告」 現代社会学部 塘 利枝子 第1に、現代社会学部の多様な領域を積極的に活かして、互いの授業を知り合い、学び合うことができた点である。聖書、法律、心理、体育、保育、福祉、多文化、語学、ジェンダー、歴史、経済、メディア等の多様な領域と方法論に基づいた授業の内容を教員同士が知ることができたことは、学生の学びの多様性を把握する上で重要であった。 第2に、他の教員の授業の取り組みから自分の授業との共通点を探すことで、学部内の授業の共通性を見い出すことができたと思われる。教員の専門性は異なってもゼミ運営の仕方については参考になる点があるなど、自分の授業に活かすことができたのでないだろうか。例えばゼミ内のコア・グループを活用する方法などは多くの教員が活用していると思われ、特に若手教員にとってはゼミ運営をする上で参考になったと推測される。 日時:2022年2月15日(火)10:30~ 看護学部長 眞鍋 えみ子 先生 生活科学部長 川﨑 祐子 先生 ◆◆第第1177回回アアククテティィブブ・・ララーーニニンンググ研研究究会会◆◆ 68 Faculty Development
元のページ ../index.html#69