FDreport_vol16
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ます。やはり、大学はそうでないことで、そこから脱却することをやらなければなりません。 もう一つ、基本的にはやはり、学生の個人的な自立は必要で、そのきっかけを作るということはあります。 そのうえで、アメリカのモデルは、今度は逆に、かなりきっちりと教え込むタイプなのです。 あるいは、誘導・助力をシステム化します。シラバスを作ったり、参考文献を出したり、課題を出したり、小テストをしじゅうやったりします。これは単に、小道具といった先生があります。小道具なのですが、小道具は、きちんと大道具の中に入っているのです。それを通じてやはり、学習を自分のものとして、知識を獲得するのです。そこから成長するというメカニズムを作ることが、これは文化として、これも作られています。これは、考えてみると、むしろ中世に始まる伝統を、そのまま引き継いでいるところはあるのです。 59 Faculty Development

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