もう少し大きい話になりますが、やはり、安定した企業社会に合っている人材を送り出すと、これが、大学教育が対応していたわけで、いまだに就職活動は時期を限って行われるので、大学は困るわけです。ただやはり、社会は非常に変化しているわけであります。次をお願いします。 特に考えていく必要があると思いますが、よくVUCAなどと言います。不安定性、不確実性、複雑性、曖昧性ということが時代の特徴だと言われますが、そういうことに主体的に対応していく能力を付けることは、やはり、大学教育の基本的な課題として問われます。 そのためにはやはり、独自に考えたり、常に学習し続けたりする能力が必要です。それから、自分自身が、何が必要だということをある程度自覚して、自分で考えるということが必要になってくると思います。このような能力がどうしたらできるのかということは、大学教育にとっては最大のことだと思います。 そういう意味では、自律的学習をどうやって作っているのかということは、やはり、単に時間の問題ではないと思います。 55 Faculty Development
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