FDreport_vol16
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2を「自由教育」として自身の「畢生の目的」とし、「開発主義教育」を実践しました。 21世紀の高等教育現場においても、「主体的・対話的で深い学び」との学修姿勢に関心が集められ、FD活動への活性化が期待されています。新島の「対話」に基づく教育は、昨今私たちに期待されるFD活動の先駆的教育指針であったと言えます。さらに出会った「相手の心に火を灯し」(寺崎昌男「『教える』ということを掘り下げる」参照)、他者を活かし続けた新島の教育姿勢に問われつつ、今の目の前に学ぶ学生一人ひとりに向き合いたいものです。そこに、同志社女子大学独自のFD活動への源泉があるように思います。 厳しい社会環境の只中にある本学でありますが、学生との対話を始め多種多様、縦横無尽の「対話」に根ざしたFD活動を通し、次世代の本学へ向けた「意識改革」と「資質能力向上」へ挑戦し続けたく思います。 Faculty Development

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