◆2021年度 FD講習会◆1 開会挨拶 若本夏美 教育開発支援センター長2 講 演 「AI時代に求められる新しいリテラシー:大学教育の再設計をめざして」 北陸大学 杉森 公一 氏3 質疑応答4 閉会挨拶 飯田毅 学長1.新しいリテラシーが求められる背景 それでは、まずは前半のその1です。新しいリテラシーが求められる背景ということで、本の紹介になってしまって恐縮ですけれども『ROBOT-PROOF』の中から、前半の部分、少しだけ紹介しながら進めていこうかなと思います。 まず自己紹介も、先ほど講師紹介いただいたわけですけれども、化学者のつもりではおりますが、この2008年、具体的には2012年ぐらいから、大学教育開発を一つの分野にしております。私立大学で研究員や助手・助教としては、福祉情報工学、それから理学療法の養成課程の情報の教員で6年間勤めておりました。縁がありまして、FDセンターに転出・異動します。年間20件から50件のワークショップ、教員研修を担当しておりまして、アクティブラーニングやルーブリックなどの、特に医学教育の方と組むことが多くて、北陸大学も薬学部があるのですが、今も一緒に働いているところです。 そして、教育関係共同利用拠点、それからFDセンターの再構成に興味を持ちまして、ボストンのタフツ大学に、留学というよりは、家族で半年、向こうのアクティブラーニングとFDの実情を知りたいと思いまして、修行に出かけてみました。3はじめに ただいまご紹介にあずかりました北陸大学の杉森公一と申します。過分な紹介を若本先生に頂いて大変恐縮しているところです。もともとは化学者です。化学を専攻としていたのですけれども、縁がありまして、金沢大学に、大学院の母校ではありますけれども、戻ったのが8年前です。それ以降はファカルティ・ディベロップメントの専任、専従としてずっと暮らしております。 本日は「AI時代に求められる新しいリテラシー」ということで、大学教育を再設計するというちょっと大仰なテーマで話をすることになりますけども、ぜひ皆さんめいめいの場所でリラックスしてお聞きいただけたらと思っております。 本講演の構成といたしまして、最初に新しいリテラシー。リテラというのは文字・識字ということですが、それが求められる時代の背景を述べましてから、四つの認知的能力、そして経験学習、生涯学習につながるための新しいカリキュラム、そして再設計の指針となるような、オンライン、対面、それらを組み合わせた実際の実例。教育方法に特化するところはありますけれども、さまざまな方とともに学ぶ大学の在り方の事例みたいなものをお伝えしようと思います。 チャットは私、ずっと開きっぱなしにしておりますので、声が聞こえる、聞こえないということもあるかと思います。もしトラブルがあるようでしたら、遠慮なくチャット機能を使って私にお伝えいただければと思います。前半、この1番、2番を終えたところで、前半の部分ずっと聞きっぱなしだとつらいものですから、皆さんからのコメント、チャットを頂いたものに対して事実確認、簡単なものはお答えして、答えきれない部分は最後の質疑応答に回していこうと思っています。気軽にチャットに感想や質問があれば、途中でもいいですので、入れていただけたらと思います。日時:2021年9月10日(金)14:00〜15:30開催:Microsoft Teamsにてオンライン開催司会:若本夏美 教育開発支援センター長講演「AI時代に求められる新しいリテラシー:大学教育の再設計をめざして」北陸大学 高等教育推進センター センター長・教授 杉森 公一
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