Faculty Development ⼀⽅、運営委員会では質問紙の信頼性と妥当性を⾼め、教員にとっても学⽣にとってもより有⽤性の⾼いものに変⾰していくべきであるという議論が継続的にあります。その観点から、2021年度春学期は広報体制に留まらず、アンケート内容についても改善を加えています。 47図6. アンケート促進掲⽰物(学⽣向け) まず尺度の問題があります。2019年度春学期に紙ベースの授業アンケートからオンライン(朝⽇ネット社manaba利⽤)でのアンケートに切り替わった際、これまで通り「4件法」(そう思う、ややそう思う、あまりそう思わない、そう思わない)を維持し、教員への配付する結果個票では、グラフ作成の利便性から得点を4→1、3→2などと逆転化して表⽰していました。しかし、この個票はmanabaのシステム上、回答が5段階に固定されてしまっており、2019年度春学期〜2020年度秋学期の4回に渡っては、個票に表⽰された尺度は「そう思う Agree→5、ややそう思う Somewhat Agree→4、あまりそう思わない Somewhat Disagree→3、そう思わない Disagree→2、未回答→1」となってしまっていました。「未回答」は平均得点から除外して別基準とすべき(「授業アンケート総評 2019年度春学期」)でしたが、これまで実現していませんでした。この点については、朝⽇ネットとも交渉し、この2020年度春学期より未回答は「その他」項⽬にカウントし平均点から除外することになりました(図7、個票の関係上、表⽰上は「1」という欄は存在します。またDWCLA10など他の項⽬で必要な場合もあります)。
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