Faculty Development ◇看護学研究科 「FD研修 看護研究への質的統合法の活用」 看護学研究科看護学専攻主任 小松 光代 大学院看護学研究科が開設され4年目を迎えた。大学院のFD研修は、教員の研究能力に重きを置いて企画し積み上げていく予定である。 今年度は、昨年度に引き続きKJ法を基盤とした質的統合法を取り上げ、「質的統合法(KJ法)の実際-分析手法とコツー」をテーマに四天王寺大学看護学研究科、小林裕美特任教授を講師に、講義と演習からなるプログラムを9月に計画した。内容は、川喜田二郎氏の発想法、W型問題解決モデルによる3つの科学や3つの推論法に関する短時間の講義、事前に提示された模擬データを用いて自己学習した後、グループで①ラベル広げ、②ラベル集め、③表札作りの感覚を体験し発表する演習を行う計画であった。9月の開催が都合により延期し、3月中旬に実施予定である。 今後も、教員の研究能力の向上に向けた研修を計画する予定である。 42
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