Faculty Development ◇薬学部 「2021年度 薬学部FD活動報告」 薬学部長 芝田 信人 ⅠⅠ..22002211年年度度 薬薬学学部部ココンンププラライイアアンンスス教教育育・・啓啓発発活活動動 2021/10/27、薬学部教員会議において、研究倫理に関連する事例(不正事例報告)についてその内容を紹介し共有した。 事事例例11))京京都都新新聞聞 22002211 年年 11 月月 3300 日日((土土)) 国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)におけるがん関連論文 2 報に不正を認定。同調査委員会は、元室長らが発表したがん関連研究論文 2 本に、図表の捏造や改ざんに基づく不正があったとし、センターの元室長と名誉研究所長の 2 人の処分を検討する。また、元室長が医員を兼ねていた大阪大病院は、問題の論文を根拠に、肺がんの手術を受けた 160 人に臨床試験を実施していたが、手術後 30 日以内に重大な有害事象が 20 件あり、10 件は論文を根拠としたこととの因果関係が否定できないとされ、臨床試験は中止となった。 事事例例22))毎毎日日新新聞聞 22002211 年年 55 月月 2299 日日((土土)) 昭和大学医学部麻酔科元講師による142 本の論文不正(データの捏造や改ざん)が発覚。このうち 117 本の論文を撤回する元講師に勧告し、懲戒解雇した。元講師を指導する立場だった教授も降格処分とした。論文不正を監視するリトラクションウオッチによると、117 本の論文が撤回は、1 人の研究者が関与した論文の撤回数としては世界で 3 番目に多いとのこと。不正は、元講師が論文を投稿した学術誌の編集者から同大に対して疑義が寄せられたことで発覚したとのこと。 事事例例33))朝朝日日新新聞聞 22002211 年年 99 月月 2299 日日((水水)) 京都大学理学研究科元教授が発表した熊本地震(2016 年)に関連した論文 4 本について、合計37ヶ所の大量コピペやデータの捏造や改ざんの不正があったと発表した。京大は同氏に論文の撤回を求め、28 日付で懲戒解雇相当とする処分を出した。 事事例例44)) 京京都都新新聞聞 22002211 年年 1100 月月 1155 日日((金金))京都大学霊長類研究所の元教授の 4 論文 が捏造と認定。元教授は4 本の論文に対する調査に研究データを提示しないなど、いずれも協力をしなかったことから、京大は故意による捏造があったと判断した。また、霊長研を巡っては、チンパンジー飼育施設の整備などで約 5 億円に上る不正支出があったとし、京大は霊長類研究所を事実上解体する方針。 ⅡⅡ..薬薬学学部部 医医療療薬薬学学科科 尾尾﨑﨑惠惠一一先先生生にによよるる「「レレススポポンンののすすすすめめ」」 第16回アクティブ・ラーニング研究会(11/1オンデマンド配信)において、薬学部 尾崎恵一教授により 「教えてRespon!! ~ Change, Challenge, Chances ~」と題してご講演をいただき、尾崎先生の前任校である大阪薬科大学での使用経験や本学での使用経験等を交え、そのメリットを余すところなく示していただいた。授業中にレスポンカードを提示することにより、毎回いくつかの質問が、講義中や講義終了後に出て来ることで、教員もさらに勉強しなければいけないことに気づくという先生の使用経験は、まさに、講義における31
元のページ ../index.html#33