2021年度 春季リトリート終了について
【講 師】松村 さおり先生(日本基督教団 軽井沢教会牧師、卒業生)
【テーマ】「自分を生きること・隣人と生きること―緩和ケアの経験を通して」
【日時等】5月22日(土)13:00~15:40 オンライン(Zoomを利用)で実施
【参加人数】40名(学生24名・講師1名・教職員15名)
*昨年度秋季リトリート49名(学生35名・講師1名・教職員13名)
【リトリートの流れ】
開会礼拝、講演会、グループトーキング、キャンドルライトサービス・閉会式
今回は、日本基督教団 軽井沢教会牧師で本学卒業生の松村さおり先生に、「自分を生きること・隣人と生きること―緩和ケアの経験を通して」のテーマでお話いただきました。ご自身の2度にわたる入院をきっかけに牧師を志し、約8年間病院でチャプレンとして従事されました。病院では入院患者さまやご家族に寄り添い、医療従事者としてもご活躍されてきました。
松村先生から、本当に人に寄り添うということは、「守らなければならないルールや現実を大切にすることではなく、自分も同じように泥を被り、苦しい中を這いずりまわりその人の感情を一緒に味わう」ことで、またその上で「相手に巻き込まれるのではなく、自分として相手と一緒に這いずり回ることが共に生きることであり、人と寄り添って自分を生きていくことが大事である」とお話くださいました。
コロナ禍を受け、残念ながら同じ場所に集うことは叶いませんでしたが、キャンドルライトサービスの背景画像も共通の画像を使うことによって、オンラインでも一体感や臨場感を出す工夫をしました。また限られた時間の中で、他学科の学生とのふれあいを楽しみ、新しい形での「つながり」を感じられる豊かな学びのひとときが与えられました。また松村先生には、秋季リトリートにも講師としてお迎えする予定です。
リトリート参加学生へのアンケートの一部
- (学生のスピーチを聞いて)みんなが色々な環境の中で悩みながらも前に進んでいて、自分も頑張ろうと思えた。
- 参加者が人の意見を聞こうという姿勢がしっかり伝わってきて暖かかった。
- グループトーキングで様々な意見を聞けたのが良い刺激になった。
- 他学部の先生、他学部の学生との交わりは、広い視野が与えられまた自分の専門に立ち返り頑張ろうと思うことができる。
- 最初はトークできるのかなと不安に思っていたが、もっと時間がほしいと思うほど学生のみなさんや先生の感想が興味深くて面白かった。参加人数が増えると嬉しい。
講演会中の参加者の様子
開会礼拝の前奏
キャンドルライトサービスの前奏
キャンドルライトサービス