入選作品

氏名 高等学校名 所在地 学年
うちの猫どんな夢を見てるのか
たまにつぶやく不思議な寝言
赤石 純菜
(あかいし じゅんな)
六ヶ所
(ろっかしょ)
青森県 1
スパイスのむせかえるほど香り立つ
アラブの市の物売りの声
明石 華乃
(あかし はなの)
同志社女子
(どうししゃじょし)
京都府 1
blue sky blue ocean    
nightly red, green, white and pink
flood of summer colors  
but all is blank to my eyes    
you are not next to me now   
天野 美咲
(あまの みさき)
北海道千歳
(ほっかいどうちとせ)
北海道 3
AKB踊る先生文化祭
手拍子歓声 I want you!!
荒木紅見子
(あらき くみこ)
鶯谷
(うぐいすだに)
岐阜県 2
「ビートルズ?」知らない曲の名ばかりの
父のipodはまだ借りていよう
藤井  梓
(ふじい あづさ)
桜井
(さくらい)
奈良県 2
青空にひびを入れる様な心地して
うまく飛ばせぬ紙飛行機
藤本 実里
(ふじもと みのり)
名古屋大学
教育学部附属
(なごやだいがく
きょういくがくぶふぞく)
愛知県 2
お手紙を読まずに食べた消化器が
ただ幸せな山羊になりたい
藤村 朝子
(ふじむら あさこ)
下関南
(しものせきみなみ)
山口県 2
もう繋がることはないのだと知りながら
祖父の携帯の番号を打つ
藤永夕貴乃
(ふじなが ゆきの)
学習院女子
(がくしゅういんじょし)
東京都 2
目を閉じてモーツァルトを聴きながら
ブランコをこぐ小さな幸せ
福田 真穂
(ふくだ まほ)
豊田北
(とよたきた)
愛知県 2
選択肢ミスれば機嫌悪くなる
バーチャル彼氏もなかなか手強い
福崎 加奈
(ふくさき かな)
桜塚
(さくらづか)
大阪府 3
トドロキガマとても暗くて何もない
哀しき過去の心の叫び
古市 紗菜
(ふるいち さな)
白山
(はくさん)
三重県 2
sakura sakura
cherish our people
in the northeast
cover up the sod ground
with your whitish pink love
二口 夏美
(ふたくち なつみ)
北海道滝川西
(ほっかいどう
たきかわにし)
北海道 2
「アキが好き」綺麗に朱に染まるから
鬼灯 紅葉 夕焼け空 君
原 いずみ
(はら)
明和
(めいわ)
愛知県 2
須磨園の王侯薔薇の風受けて
佇む僕は今近衛兵
畑  和志
(はた かずゆき)
同志社香里
(どうししゃこうり)
大阪府 3
震災後そり立つ松の木被災者に
勇気を与える一本の柱
八田 翔平
(はった しょうへい)
近江兄弟社
(おうみきょうだいしゃ)
滋賀県 3
作業中1mmちがいやり直し
社会のつらさ身にしみてくる
林  有希
(はやし ゆうき)
栃木工業
(とちぎこうぎょう)
栃木県 2
I stand on the bridge.
Look, a red sun and beautiful sunlight.
I can't close my eyes.
Sunshine dyed red in front of my eyes.
There is a pale moon in the sky.
引地 雄哉
(ひきち ゆうや)
北海道滝川西
(ほっかいどう
たきかわにし)
北海道 1
受話器越し声が聞こえたそれだけで
命を感じた三月の夜
平尾 理奈
(ひらお りな)
桜塚
(さくらづか)
大阪府 3
Summer vacation
The sun is shining
The blue sea
On the burning beach
I start running with bare feet
平岡亜由美
(ひらおか あゆみ)
西条農業
(さいじょうのうぎょう)
広島県 1
「夢であれ」そんな願いをぶち壊す
視界がとらえる「津波中継」
星  啓太
(ほし けいた)
大阪市立南
(おおさかしりつみなみ)
大阪府 1
秋の空祖母が見ていた夕やけを
むこうからでも見えてるだろうか
細田 和希
(ほそだ かずき)
八鹿
(ようか)
兵庫県 1
Moonlit panorama
Somber cloudless skies above
One single crescent
Elegant like royalty
My beautiful veranda
Eric HUANG Beckman U.S.A. 10th
こんにちはアンニョンハセヨ
我々は小豆入りパンだからおいしい
李 エスル
(い)
明徳義塾
(めいとくぎじゅく)
高知県 3
悲しみにふけった夜はカルピスの
原液を飲む空っぽな僕
今田 拓也
(いまだ たくや)
近畿大学附属
(きんきだいがくふぞく)
大阪府 3
ねえ父さん紅葉まんじゅう好きだよね
お墓に語る母美しい
今石 卓弥
(いまいし たくや)
狭山
(さやま)
大阪府 1
金魚さえ思い通りにすくえない
穴あきポイは私の心
井上 絢香
(いのうえ あやか)
同志社女子
(どうししゃじょし)
京都府 3
みつからない僕の長所はなんだろう
君の長所はすぐ言えるのに
伊藤 隆太
(いとう りゅうた)
気賀
(きが)
静岡県 2
その海がしゃべってくれた気がしたの
私に向かって「まだ出来るよ」と
岩上 詩織
(いわかみ しおり)
久喜北陽
(くきほくよう)
埼玉県 1
君の手が華奢な理由は三月の
ひかりを紡ぐためだと思う
梶山志緒里
(かじやま しおり)
広島
(ひろしま)
広島県 3
ベクトルを習って理解はしたけれど
まだ決まらない僕のベクトル
栢木 貴史
(かやのき たかふみ)
昭和学院秀英
(しょうわがくいんしゅうえい)
千葉県 1
バス停で仁丹の香り漂って
ふとふりむけば祖父の面影
金 はんな
(きむ)
同志社
(どうししゃ)
京都府 1
雨上がり雫の花が木々に咲く
いつもは見えぬ蜘蛛の芸術
木南 秀隆
(きなみ ひでたか)
日生学園第二
(にっせいがくえんだいに)
三重県 3
この世界ネットが広まりせばまった
人との距離は広がるばかり
北洞 拓海
(きたほら たくみ)
岐阜農林
(ぎふのうりん)
岐阜県 3
モノクロの人の波間に赤い靴
鳴らして歩く我は十七
北村 早紀
(きたむら さき)
京都光華
(きょうとこうか)
京都府 2
近江富士見上げて見ればいわし雲
すそ野にゆれる秋桜の花
小林 美晴
(こばやし みはる)
近江兄弟社
(おうみきょうだいしゃ)
滋賀県 1
不器用な父が作った卵焼き
チラリと見えた小指の火傷
近藤 美保
(こんどう みほ)
広島
(ひろしま)
広島県 1
生を持ちこの世に生まれし獣の仔
目は閉じつつも足震え立つ
コルナー玲苑
(れおん)
チューリッヒ日本人学校
日本語補習校
(にほんじんがっこう
にほんごほしゅうこう)
スイス -
Remember that night?
We were walking by moonlight
And you were so nice
Made me think that you just might
Be the one who changed my life
KULPIYAVAJA KRIS 明徳義塾
(めいとくぎじゅく)
高知県 3
波音と悲痛の叫び響きたる
癒えることなき深き傷跡
黒田 裕之
(くろだ ひろゆき)
同志社国際
(どうししゃこくさい)
京都府 1
想いには重さがあるのに形はない
目に見えるならどれだけ楽か
葛谷 里央
(くずや りお)
飛騨神岡
(ひだかみおか)
岐阜県 1
ポニーテールきゅっとキマった月曜日
歩幅をちょっと広げてみたり
前田 春香
(まえだ はるか)
刈谷
(かりや)
愛知県 3
The alarm rings out
Wash my face before daybreak
Sparrows are chirping
My cat is arching its back
The start of a beautiful day.
前田 璃奈
(まえだ りな)
平安女学院
(へいあんじょがくいん)
京都府 2
朝の地下電車の中に入る人々
一人じゃないのになぜかさびしい
前田 侑子
(まえだ ゆうこ)
大阪市立南
(おおさかしりつみなみ)
大阪府 1
やっと来た母の故郷日本では
星を探してプラネタリウム
マイヤー由季
(ゆき)
チューリッヒ日本人学校
日本語補習校
(にほんじんがっこう
にほんごほしゅうこう)
スイス -
つけまつげ高いヒールと長いつめ
背伸びするほど無くなる自分
増田  愛
(ますだ あい)
近畿大学附属
(きんきだいがくふぞく)
大阪府 3
しまむらでいつもと違う服を買う
父は何かを言いたいみたい
松浦 文恵
(まつうら ふみえ)
赤江まつばら支援
(あかえ しえん)
宮崎県 1
最後まであきらめるなと身をもって
教えてくれたなでしこジャパン
道越 文香
(みちこし あやか)
同志社女子
(どうししゃじょし)
京都府 1
三年目家も畑もリビングも
寂しくなった祖母の亡き家
三井 風佳
(みつい ふうか)
近江兄弟社
(おうみきょうだいしゃ)
滋賀県 2
「じーじあれは?」「べテルギウスや、平家星」
校舎はなくて学校がある
宮原 翔子
(みやはら しょうこ)
同志社
(どうししゃ)
京都府 3
紙ふぶきかかげたカップほこらしげ
ドイツに咲いたなでしこの花
溝渕 朱梨
(みぞぶち じゅり)
清水谷
(しみずだに)
大阪府 2
道ばたに咲くコスモスに祖母思い
十年ぶりに種を手に取る
水野 晴菜
(みずの はるな)
富山いずみ
(とやま)
富山県 3
送り火を待ちわびている人の群れ
岸辺にゆらめくケータイ蛍
森  史奈
(もり ふみな)
白百合学園
(しらゆりがくえん)
東京都 1
見送りの電車行ってしまうまで
田舎もん俺たち「頑張れー」と叫ぶ
森  謙太
(もり けんた)
諫早農業
(いさはやのうぎょう)
長崎県 1
何気ないこの生活が壊れると
誰が思ったか「3月11日」
森田 一輝
(もりた かずき)
東宇治
(ひがしうじ)
京都府 1
飛び立てば7日で終わるその日まで
命の限りに叫ぶ恋歌
中西 真央
(なかにし まお)
女子学院
(じょしがくいん)
東京都 1
大震災ニッポンが揺れココロ揺れ
原発こわれ政府が揺れる
中山  航
(わかやま わたる)
近江兄弟社
(おうみきょうだいしゃ)
滋賀県 1
「なぁ聞いて?」いつものように父に語る
返事は来ない仏壇の前
成行 亜優
(なりゆき あゆ)
観音寺中央
(かんおんじちゅうおう)
香川県 3
「贈り物ですか」と聞かれ「はい」と言う
勇気の出ない春の雑貨屋
二澤 真帆
(にさわ まほ)
同志社
(どうししゃ)
京都府 1
教室の机が一つくなった
明日も会えると思っていたのに
西村 大輔
(にしむら だいすけ)
八戸工業
(はちのへこうぎょう)
青森県 1
おばあちゃん一滴なみだ流したね
息ひきとった夏のおわりに
西村 菜織
(にしむら なおり)
同志社国際
(どうししゃこくさい)
京都府 1
波立ててプールの水面につばくらめ
つゆのはじまりつげてとびかう
西村  涼
(にしむら りょう)
同志社
(どうししゃ)
京都府 1
変わらない未来に嫌気が差してきて
手書きの地図に虹を書き足す
西𦚰 弘樹
(にしわき ひろき)
近江兄弟社
(おうみきょうだいしゃ)
滋賀県 2
Autumn bird crying
I looked where the bird should be
But there was no bird
I saw only what remained
White sky and the moon of dawn
尾田 歩希
(おだ あゆき)
北海道滝川西
(ほっかいどう
たきかわにし)
北海道 3
1ミリの誤差を許さぬやすりがけ
体に熱持ち手に汗にぎる
大井 克起
(おおい かつき)
多治見工業
(たじみこうぎょう)
岐阜県 2
三年も一緒に過ごした強弓つよゆみ
ホコリをかぶった孤独な姿
岡田 聖也
(おかだ せいや)
八戸工業
(はちのへこうぎょう)
青森県 3
地震きて外に集まる生徒たち
みんな取り出す携帯電話
女澤 貴博
(おんなざわ たかひろ)
八戸工業
(はちのへこうぎょう)
青森県 3
じいちゃんの役に立とうと考えた
春から私看護学生
長船 里咲
(おさふね りさ)
観音寺中央
(かんおんじちゅうおう)
香川県 3
避難して大震災後家に行く
床一面に広がった泥
大坂 慶祐
(おおさか けいすけ)
八戸工業
(はちのへこうぎょう)
青森県 1
風呂敷をきっちり結ぶ祖母の手に
見とれてをりぬ夏の縁側
小塩紗弥子
(おしお さやこ)
鶯谷
(うぐいすだに)
岐阜県 3
「気づかない…」ショートヘアーの母が言う
父への愛は純粋なまま
太田垣里穂
(おおたがき りほ)
八鹿
(ようか)
兵庫県 2
姉たちに彼氏はできた?と聞かれると
いきなり黙るおしゃべりな父
齋藤あずさ
(さいとう)
観音寺中央
(かんおんじちゅうおう)
香川県 3
悲しみがリアルな方はジイチャンガ
死ヌより母が嗚咽すること
佐次田夏歩
(さしだ かほ)
具志川
(ぐしかわ)
沖縄県 3
すいすいと空を渡ってゆく鳥よ
上昇気流私も乗せて
指方美和子
(さしかた みわこ)
宇久
(うく)
長崎県 3
朝霧と肌に感じる冷えた風
由布の峰から流るる雲海
佐藤 貴哉
(さとう たかや)
鴨沂
(おうき)
京都府 1
温かな祖母の手のひら思い出す
うさぎの形のかわいい林檎
佐藤 若葉
(さとう わかば)
就実
(しゅうじつ)
岡山県 2
お母さん誕生日にあげたマグカップ
入ってた箱なんかすてたらいいのに
澤田 真依
(さわだ まい)
近江兄弟社
(おうみきょうだいしゃ)
滋賀県 2
花火では花占いはできないね
光って散った好きも嫌いも
渋谷  咲
(しぶや さき)
秋田西
(あきたにし)
秋田県 2
帰り道悪口言いあう小学生
それでも一緒にならんで帰る
清水恵理奈
(しみず えりな)
さくら国際
(こくさい)
長野県 1
学校と外とパソコン使う時
三つの仮面をつけてる自分
清水 友葵
(しみず ともき)
八戸工業
(はちのへこうぎょう)
青森県 2
里帰り毎年見てたあの景色
今は広がるガレキの山
下田 恭平
(しもだ きょうへい)
八戸西
(はちのへにし)
青森県 2
意地悪に転がる楕円が繋いでく
ひねくれ者の僕らの気持ちを
下地 勝貴
(しもじ まさき)
宮古
(みやこ)
沖縄県 3
The blaze of the sun,
sweaty t-shirts on the floor
noisy cicadas
humid weather lethargy
I miss them all when it's cold
白井あすみ
(しらい)
大阪国際滝井
(おおさかこくさいたきい)
大阪府 3
いつも見るあなたの視線ちがう子に
あの子の前を上手に通る
白川 麻耶
(しらかわ まや)
下関南
(しものせきみなみ)
山口県 3
父の部屋いまだにずっとおいてある
昔にあげた父の似顔絵
園田 理恵
(そのだ りえ)
大阪女学院
(おおさかじょがくいん)
大阪府 2
パイプイス12脚持ち颯爽と行く
君の腕の太き血管
菅沼ひかり
(すがぬま)
飯田女子
(いいだじょし)
長野県 3
満員の電車で背負うバイオリン
人の目気にしつ少し誇らし
高野 美摘
(たかの みつみ)
清水谷
(しみずだに)
大阪府 1
本当に辛かったことは話さない
戦争のこと祖母はそう言う
高嶋小百合
(たかしま さゆり)
同志社国際
(どうししゃこくさい)
京都府 1
祖母の手で手塩にかけて作られた
すっぱい梅のほの甘い味
玉村 彩水
(たまむら あやみ)
大森
(おおもり)
東京都 1
「もうすぐで寿命だ」と言ううちの祖母
仕事を続けて七十一歳
丹  理人
(たん りひと)
秋田西
(あきたにし)
秋田県 2
Eat lunch with friends.
Look up in the sky.
The sky above our school.
Nothing as earnest as
the floating of the clouds.
津田 卓哉
(つだ たくや)
北海道滝川西
(ほっかいどう
たきかわにし)
北海道 3
十五才背伸びして飲むエスプレッソに
人目を避けて加えるミルク
塚嵜 友子
(つかざき ゆうこ)
同志社国際
(どうししゃこくさい)
京都府 1
大津波夢も希望も飲み込んだ
大地の浄化と政治家は言う
内田 伊織
(うちだ いおり)
近畿大学附属
(きんきだいがくふぞく)
大阪府 2
母だけはいつも「平気」と笑ってる
たまには弱音を吐いてもいいのに
渡部 啓太
(わたべ けいた)
釧路工業高等専門学校
(くしろこうぎょうこうとう
せんもんがっこう)
北海道 2
スカートを折っているとかいないとか
そんな喧嘩も今だけのもの
渡部 美月
(わたなべ みづき)
秋田西
(あきたにし)
秋田県 2
人ごみで耳にイヤホン手にケータイ
まるで僕はかたつむりのよう
八木 智生
(やぎ ともき)
同志社
(どうししゃ)
京都府 3
放射能見えないものに襲われて
寒気感じる節電の夏
安田 大祐
(やすだ だいすけ)
清水谷
(しみずだに)
大阪府 2
幼き日じいちゃんの膝の上に乗る
今は私の膝に乗る壺
矢田 春恵
(やた はるえ)
天理
(てんり)
奈良県 3
ふうわりと優しく落ちる一まいの
鳥の羽すら悲しく思えて
吉成  孃
(よしなり じょう)
同志社
(どうししゃ)
京都府 1
少しだけ背伸びしたくて髪を切る
首をかすめた毛先が寒い
由谷 美波
(よしや みなみ)
大湊
(おおみなと)
青森県 2
民主主義ノットイコール武力主義
リビアに散った弱者の命
湯原 静香
(ゆはら しずか)
白百合学園
(しらゆりがくえん)
東京都 1