
- SEITOフォトコン
- 入選作品
- 最優秀賞
17歳、ある日のわたし
柳瀬 安里さん
埼玉県立芸術総合高等学校3年
講評
友人の表情を、真正面からストレートにとらえたポートレイト作品。何かをじっと見つめるその表情からは、抑えつつも抑えきれない、沈黙の叫びとでも言うべき心境が静かに伝わってきます。憂いや悲しみ、哀れみといたわり、諦め、不安、微かな希望など、一言では言い尽くせない複雑な感情の襞が心に響きます。それは作者自身を映す、精神の鏡でもあるのでしょう。ただ美しいだけではない。単純なようでいて簡単ではない、人と真摯に向き合うことによってこそ可能な、すぐれた作品だと思います。(森 公一)


