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届けたい想い

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届けたい想い。 〜Precious Letters〜 Vol.52
INTERVIEW  - real voice –

幅広い専門知識が求められ、実験や実習などで忙しい薬学部の6年間。
国家試験合格も見据えて学び続ける大学生活の魅力と意義を伺いました。

	•	同志社女子大学の薬学部を選ばれた理由を教えてください。
薬剤師をしていた祖父をとても尊敬していて、子どもの頃から将来は薬剤師になると決めていました。高校を選ぶ時も薬学部への進学実績を重視しましたし、大学受験でも薬学部しか受けませんでした。同志社女子大学を選んだのは、オープンキャンパスがきっかけです。建物がきれいで大学の雰囲気も良く、体験型講座のDNA抽出実験も面白かった。設備が整った実験室で専門的な研究ができる環境に憧れました。また、父が同志社大学の出身だったこともあり、私が同志社女子大学への進学を決めた時はすごく喜んでくれました。

	•	同志社女子大学の薬学部はどんなところですか?
薬学部は6年制で、卒業後の国家試験に向けて1年ずつステップアップしていくカリキュラムです。薬剤師として必要な専門知識を習得するため最初は座学が中心ですが、2年次生になると本格的に実験や実習も始まります。課題やレポートも多いので、授業が終われば図書館に通う毎日ですね。3年次生の秋学期からは研究室に所属し、研究室の先生に指導して頂きながら国家試験の勉強も始めています。4年次生からは臨床実習に向けた実践的な学びも増えていくのでますます忙しくなりますが、やり甲斐も大きくて楽しみです。

− 薬学部には1年次生から病院や薬局を訪問する
「早期体験学習」がありますね。
1年次生の秋学期に薬局と病院に行きました。薬局では調剤の様子を見学させていただいたのですが、粉薬や液剤はバーコードで管理してあり調剤もオートメーション化されていてすごいなと思いました。薬品の調合は薬剤師が全て手作業で行うと思っていたのですが、入学してすぐに調剤の現場を見学できたので、卒業後の自分の仕事のイメージが明確になりました。
病院では、薬剤部長の方に病院の中を案内していただき薬剤師の仕事についてお話を聞きました。病院には新生児室もあれば霊安室もあります。「ここでは生きることと死ぬことの両方が存在する」というお話に、身が引き締まる思いがしました。薬剤師の仕事は命にかかわる仕事です。人の命を預かるために、懸命に勉強しようと思いました。

	•	責任ある職業ですね。それだけに大学の勉強は大変でしょう。
面白い授業もたくさんありますよ。臨床病理学や病態生理学、病態生化学などは楽しかったですね。病気が引き起こされるメカニズムや病気による生体機能の変化を学ぶのですが、遺伝子や細胞膜など分子レベルのほんのわずかな変化が大病につながると知って驚きました。また、市販薬の成分を調べる医薬品分析化学実習も、とても興味深かったです。薬にはでんぷんなどの添加物が多く含まれていて、高価な医薬品成分はそう多くはありません。その微量な成分をろ過やクロマトグラフィーなどの方法で分離精製し、表示の分量通りに含まれているかを測定するんです。薬学部でこんな実験をするとは思ってもいなかったのですが、薬品の偽装を防ぐために国の専門機関も取り組んでいる研究だそうです。

− 薬学部といっても幅広い研究テーマがあるんですね。
 祖谷さんの専門は何ですか?
私は身近な人をがんで亡くした経験があるので、将来は病院で抗がん剤治療にかかわる薬剤師になりたいと思っています。そこで、3年次生の秋学期からは、医療従事者の抗がん剤の曝露(ばくろ)対策を専門に学べる研究室を選びました。抗がん剤は殺細胞作用でがん細胞を攻撃する非常に強い薬。抗がん剤を取り扱う薬剤師や看護師が誤って薬に触れると健康被害が懸念されるので、どうすればリスクを防げるかを研究したいと思っています。

	•	同志社女子大学の薬学部で学ばれて、良かったですか?
すごく満足しています。薬学部での毎日は勉強中心ですが、キャンパスが美しく研究設備も整っているので勉強のモチベーションが上がります。女子大は初めてで最初は不安もありましたが、まわりには真面目で優しい学生が多いので、今はこの環境が居心地がいいですね。先生方も学生を熱心に指導してくださり、勉強のことや将来のことなど何でも相談にのってくださるのも心強いです。
多くの大学生が4年後には社会人になる中で、薬剤師になるためには6年間も大学で学ばなければいけません。その時間を無駄にせず、国家試験にも現役合格するようにこれからも積極的に学んでいきたいと思っています。