Q&A
本学科ならではの学びの特色や、取得可能な免許・資格、将来の進路など、寄せられる問い合わせの中から主な項目をピックアップしています。
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Q1 入学後のオリエンテーションとはどのようなことを行うのですか。
- 大学のシステムは、高校と比較すると大きく異なります。オリエンテーションでは、新しいシステムにスムーズに慣れてもらうように、大学生活全般にわたって案内をします。このオリエンテーションプログラムの中で、日本語日本文学科では、京都市内で一泊二日の学外オリエンテーションを行っています。履修登録の相談、クラス別ミーティング、近隣の寺社仏閣などの文学散策などを通して親睦を深め、1日も早く大学生活になれていただきたいと願っています。
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Q2 高校で「日本史」を履修していませんが、大丈夫でしょうか。
- 「日本史」を履修しているに越したことはありませんが、必要に応じて知識を補充していく意欲さえあれば、問題はありません。
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Q3 古文が苦手なので、授業についていけるか心配です。
- 1年次生では、古典領域の科目も受講することになります。上級学年に進むにつれて、選択の幅が広がり、すべて古典領域以外の科目を履修することもできます。しかし、大学に入って古典の面白さに目覚める人もいます。そういう可能性があることも楽しみにしてください。
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Q4 この大学の日本語日本文学科ならではの、特徴的なカリキュラムはありますか?
- キャンパスが京都御苑に隣接するという地の利を生かし、「京都研究」という科目群を設置。日本文学に縁の深い寺社を訪ねる「京都を読む・歩く・見る」、生きた京都を研究する「京ことば」「源氏物語と京都」などの科目があります。そのほか「朗読」「編集技術Ⅰ・Ⅱ」「絵本研究」「アナウンス論」「身体表現」「制作A・B」など多彩な"体験型授業"があります。
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Q5 5領域(日本語学、日本語教育、近現代文学、古典文学、日本文化)のどれを選ぶかは、いつ決めるのですか?
- 1年次の終わりです。1年次のカリキュラムで学ぶ「日本文学の世界」「日本語学の世界」や「~入門」科目などにより、それぞれの領域でどんなことを学ぶのかを知ることができます。その上で、自分が興味を持ったり、将来へのかかわりなどを考えて、2年次からより深く学んでいきたい領域を選びます。
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Q6 卒業論文のテーマはどのように決定するのですか。
- 2年次の秋学期に、3年次で所属するゼミの予備登録をします。3年次のゼミでは力を蓄えて、4年次で作成する卒業論文への方向を定めることになります。3年次のゼミで取り組んだテーマを発展させて、そのまま卒業論文のテーマとする人も多いようです。
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Q7 どのような資格がとれますか?また日本語教員の資格をどのように取得するのですか?
- 卒業生の約30%が取得するのが、教員免許(国語/中学・高校)。図書館司書も20%弱の卒業生が取得、また学芸員の資格も取得できます。日本語教員について公的資格はありません。本学では文化庁のガイドラインに沿ったプログラムを設け、修了者に証明書を発行します。日本語教育の領域を選択すれば、ほぼ自動的に修了できるしくみとなっています。
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Q8 教員免許を取得できますか。
- 日本語日本文学科では、中学校教諭一種免許状(国語)、高等学校教諭一種免許状(国語)を取得できます。そのためには所定の教職科目を履修する必要があります。
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Q9 卒業後の進路はどのようなものがありますか。
- 本学科卒業生の強みは、その文章力です。課題の設定、データの収集、論理の構築、それを表現する文章力を卒業論文作成に向けて培います 。これらは、そのまま実社会での実務能力につながるものです。その能力を生かした卒業生の進路は実にさまざまで、マスコミ関係、中高国語科教員、日本語教員のほか、金融関係などの一般企業などあらゆる分野に進出しています。また、さらに大学院に進学して研究を継続する人たちもいます。
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Q10 学科の先輩たちはどのような業種や職種に就職されていますか?
- 業種でいえば、多いのは「製造業」「金融・保険業」、「教育・学習支援業(教員含む)」、「卸売・小売業」「サービス業」です。2019年度は、この5分野で全体の6割を占めました。職種を見ると「総合職」が約半数を占め、続いて「事務職」、「専門的技術的職業」に就いた卒業生も多くいます。また大学院への進学や、留学する卒業生もいます。
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Q11 日本語教育を選択した人は、やはり日本語教員になる人が多いのですか。
- 法律を専攻した人が必ずしも法律関係に就職するわけではないのと同様、日本語教育を選択した人でも企業への就職をめざす人の方が一般的といえます。それでも、毎年、海外を中心に、数名の人が日本語教員になります。いったん、就職した人でも数年を経て、何らかの形で日本語教育とかかわりを持つというケースも珍しくありません。