学科トピックス

小田原のどか講演会「つくる、そして考える。」

小田原のどか講演会「つくる、そして考える。」

若手の現代彫刻家としてご活躍の小田原のどか氏をお招きし、講演会を行いました。
2014年9月24日から11月11日までmscギャラリーにて個展を開催された小田原氏。氏の初期作品から今回の展示作品に至るまでの経緯と、彫刻の分野以外にも多岐にわたる活動内容について詳しくお話しいただきました。

関連イベント
小田原のどか 作品展《↓》


小田原のどか 作品展《↓》

小田原のどか 作品展《↓》

若手現代彫刻家としてご活躍の小田原のどか氏の作品展、《↓》を開催しました。

今回の展示は、1946年に長崎原爆投下位置に立てられた巨大な矢羽根型の記念標柱がモチーフとなっています。この矢羽根は原爆投下の1年後に立てられ、わずか2年で撤去されたモニュメントでした。作者不明のこの記念標柱の存在を知り興味を惹き付けられた小田原氏は、これを模した作品を制作されました。小田原氏が1946年の記念標柱に着目したのは、これまでの作品制作の中で辿り着いた現代彫刻の原理、「場所を指し示し、風景を固定する」を具現化したものだったからです。

mscギャラリーの中央に矢羽根型のネオン管が立てられ、そこから発せられる赤い光がギャラリー内部を照らし出しました。矢羽根型の灯体がギャラリー前面の、そしてその向こうにある廊下のガラス面に連なって反射するのを、氏はとても面白いと感じられたそうです。

この作品を中心に、標柱を取り上げた当時の新聞記事の写真4種類を、拡大し額装したもの、透明シートに印刷したもの、ポストカードに印刷された持ち帰り自由ものと、3種類の見せ方で展示しています。そのうちの透明シートの作品とポストカードの作品からは、矢羽根に書かれている『原子爆弾中心地』の文字がデジタル処理で消されています。文字の消去により抽象性を得た写真は、鑑賞者が文字の持つメッセージに縛られずに自身が目にした物について考えられるようになっています。

これらすべての作品は、普段は無意識に認識している「場所」というものについて、鑑賞者に再考させることを目的としています。

どの展示方法においても、その前に立つ鑑賞者は今自分がいる地点について、そして目前に提示される古い写真が示す場所について、これらは一体どこなのかと思いを巡らせることとなるのです。

作家・作品の詳しい説明は講演会ページに掲載しています。
小田原のどか 講演会「つくる、そして考える。」


森・有賀・二瓶ゼミ3年次生合同制作 京都市共同広報プロジェクト動画作品発表会

森・有賀・二瓶ゼミ3年次生合同制作 京都市共同広報プロジェクト動画作品発表会

「京都市政を広報するメディアコンテンツ」発表会

2014年10月7日(火)15:10〜18:00
森ゼミ・有賀ゼミ・二瓶ゼミの3年次生は、京都市の活動を広く市民に伝えることを目的とし、地域社会に貢献するメディアコンテンツの制作プロジェクトを実行しました。メンバーの創意工夫を最大限に発揮した映像コンテンツが完成し、公開を前に、京都市の担当部門の方をお招きし、同志社ローム記念館で発表会を行いました。

今年で3年目を迎えるこのプロジェクトは、京都市広報課から京都市の施策に関わる情報を提供いただき、市民に有益な映像コンテンツの企画,制作を行うものです。プロジェクトは、プロデューサ+ディレクタをリーダーとする5ー6名のチームによって編成され、8チームが制作に取り組みました。アニメーション、インタビュー、ドラマなどの手法を使い、楽しく、わかりやすく伝えるということを念頭に、 オリジナルキャラクターを登場させる、ギャク満載のコントで訴える、大学生を主人公としたドラマ仕立てにするなど、グループの特徴を出すことができました。

京都市の市政という社会とのかかわりの中で、学生ならではのユニークな視点を活かせるかがひとつの課題です。担当課の方々に確認をいただきながら、企画・制作を行う中では、思い通りに進まない部分にも出会い、その問題解決をする過程から大きな学びを得ました。

完成作品は京都市の公式ホームページ「京都市情報館」のトップページに設置したきょうと動画情報館」のバナーから視聴可能です。今年は特に粒ぞろいの作品です。ぜひ、ご覧ください。また、Web上で公開される他、それぞれの担当部門が開催する広報活動の場で上映される予定です。


ポートフォリオ作成ワークショップ

ポートフォリオ作成ワークショップ

【2014年度 第5回 情報メディア学科ワークショップ】

2014年10月25日(土) 10:00〜17:00
グラフィックデザイナーの世ノ一善生氏を講師にお迎えし、ポートフォリオの作成方法を学びました。

まずは世ノ一氏ご自身のポートフォリオについて解説していただきました。氏のポートフォリオを見て学生が気付いた箇所を挙げていき、その箇所についてどうしてそのようにされているのかの理由と共に、ポートフォリオの大きさや形状、色、紙の材質、質感、ページ校正、レイアウト、素材の選別、使用する書体など、すべての要素にデザイン上の裏付けがあることを説明していただきました。

そしてポートフォリオに載せる制作物の撮影方法や、写真的演出について教えていただき、画像編集ソフト『フォトショップ』を使って、トリミング、傾き、パース、階調補正、USM(アンシャープマスク)などの画像処理の実践を行いました。

午後はタイポグラフィについてお話しいただき、DTPソフト『インデザイン』を実際に使って、書体の持つ特徴や漢字と仮名のサイズ比率、和欧混植等について学びました。
続けて具体的な組版数値の指標の解説を元に、タイポグラフィックグリッドなど紙面設計を実践し、最後にその日学んだことを活かして、各自ポートフォリオの見開きページのレイアウトを作成し、出力、カットまでを行い、仕上がりを確認しました。

ワークショップ全体を通して、ポートフォリオの作成はもとより、デザイン業界、印刷業界の基準をふまえた解説で非常に充実した内容となりました。
参加者 11名。


澤田知子 作品展 Face to Face

澤田知子 作品展 Face to Face

mscギャラリー【澤田知子 作品展 Face to Face】

日時:2014年5月26日(月)ー 7月31日 (木)9:30ー19:30
セルフポートレイト写真で知られる世界的アーティスト・澤田知子氏の展示を開催しました。

〈自分自身と向き合う機会になってほしい〉という想いが込められた本展『Face to Face』では、これまでに氏が発表された《School Days》《MASQUERADE》《OMIAI》《Decoration/Face》の各シリーズから、いくつかの作品を抜粋・展示するというオムニバス形式がとられました。 なかでも国内初の展示となる《Decoration/Face》は、その物理的な大きさも手伝って、澤田作品の特徴のひとつである〈変装〉というモチーフが強烈な個性を発していました。偶然、ギャラリーの前を通りがかった学生や教職員達から、毎日のように驚きの声が上がっていたことが印象的でした。

作家・作品の詳しい説明は、学科オリジナルサイトの講演会ページに掲載しています。
澤田知子講演会「アーティストでいること」


特殊メイクワークショップ「老婆」

特殊メイクワークショップ「老婆」

【2014年度 第3回 情報メディア学科ワークショップ】

2014年7月20日(日) 10:00〜16:00
原泰英氏を講師にお迎えし、特殊メイクのワークショップを開催しました。
2010年度以来の開催となり、とくに4年次生にとっては待ちに待ったワークショップだったようです。
テーマは「老婆」で、参加者が各自用意してきた写真をまねて顔か手に老けメイクを施しました。

最初に、原氏による『顔編』と『手編』のそれぞれについてのデモンストレーションがおこなわれました。『顔編』では、ポイントを説明しながら、モデルになった学生の顔半分に特殊メイクを手際よくすすめていくと、皮膚がしわしわになり、クマができ、顔色がくすみ、しみができ、老婆が出現しました。『手編』は原氏自身の手にメイクを施しながらの説明で、こちらもしわしわで血管の浮き出た老婆の手が見事に出来上がりました。

説明が終わると、各自実践の時間となりました。
デモでは簡単そうに見えた作業も実際にやってみるとなかなか難しく、液体ゴムのラテックスを塗って乾かす「しわ」を作る工程では、ラテックスを塗る厚みや乾かす際の皮膚の張り加減を工夫しながら、思い通りのしわを作るのに苦戦していました。
しわができたら、陰影やシミや血管などの着色の工程です。各自が持参した写真を参考にしながら老いた質感を表現していくのですが、一度描くと消すことができないぶん手腕が問われる作業で、色の加減や塗り方がわからず、原氏に相談しながら塗りすすめていく学生も多くいました。
みんなお昼の休憩もそこそこに熱心に取り組みながら、途中経過を撮影し合ったり、完成の記念撮影後は原氏のアドバイスを受けながら傷メイクに挑戦してみたりと、普段できない体験を積極的に楽しんだ充実したワークショップとなりました。
参加者27名。


ポートフォリオサイト作成 ワークショップ

ポートフォリオサイト作成 ワークショップ

【2014年度 第2回 情報メディア学科ワークショップ】

2014年6月28日(土) 10:00〜17:00
就職活動や個人制作の発表にも活用できる、Webサービスを利用したポートフォリオサイト作成ワークショップを開催しました。

はじめに多くインターネット上で公開されている各種ポートフォリオサイトの事例紹介から、デザイン、サイト構成、使われているツールやテクニックの説明が行われ、Web上でポートフォリオを公開するときの注意事項や方法論について学ぶことができました。
次にサーバやドメインに関する情報、様々なWebポートフォリオ作成サービスの特徴やそれぞれのメリット、デメリットについて説明を受けた後、実際に「tumblr」を使用してポートフォリオサイトを作成し、さらに他の方法として、現在多くのウェブサイト制作で用いられるCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)の一つであるWordpressの紹介と演習が行われました。

大谷氏が個人の仕事として作成されたサイトも紹介され、クライアントの要望をサイトのデザイン、仕様等に落とし込んでいく過程の説明をしていただき、ポートフォリオサイトを実際に作るだけでなく、デザインや仕様を実現するためのツールや環境の選択など、Webデザイナーとしての仕事全般のお話もあり、参加者にとって今後Webサイトを作成するための知識や選択肢を増やすことができるワークショップになりました。
参加者6名。


情報メディア学会講演会 松井 博氏「シリコンバレーから見た、ICTの未来」

情報メディア学会講演会 松井 博氏「シリコンバレーから見た、ICTの未来」

【同志社女子大学 情報メディア学会 講演会】

日時:6月25日(水) 15:15~16:45
米国アップル本社のシニアマネージャーの経歴をお持ちであり、現在は作家や経営者としてご活躍の松井博氏をお招きし、『シリコンバレーから見たICTの未来』と題して、講演会を開催しました。

前半は、統計データや氏のシリコンバレーでのエピソードをお話しいただき、後半は、ICTを活用したサービスの例や技術的発展の歴史を通して、これからの未来についてわかりやすくご教示いただきました。

現在日本では、高齢化が進み、未婚者が増え、多くの会社が創業から50年経過するまでに破綻しています。そして、世界はオンラインの発達により、現実とオンラインの距離が対等になり、職場と家庭が同化していく現象が起きていることについても触れられました。

今は、『ビッグデータ』と呼ばれる様々な端末から収集された情報が意味を持ち始め、それによって犯罪予測への応用や消費者と商品のマッチングなど、快適な生活が創造されることを紹介して下さりました。一方で、寿命が延び、物質的に満たされることで、これまで以上に悩む時代になると松井氏は強調されていました。「心に対するサービスへのニーズが高まって行き、結果として心を中心とした産業が確立する」というお言葉に、感銘を受けた学生も多かったのではないかと思います。

最後は、めまぐるしく職種が創出され変化するこれからの時代を生きる学生たちへのアドバイスとして、「二芸を掛け合わせて自身を売りこんでいくことが重要である」「創造力を養い仕組みを創造する人間になることがこれからの時代を生き抜く力の一つである」と締めくくっていただきました。情報メディア学科生にとっては、現在の情報技術やサービスを取り囲む現状を把握し、より一層情報技術の発展を考える機会となりました。

質疑応答にはたくさんの手が挙がり、講演会は盛況のうちに終了しました。


澤田知子 講演会 アーティストでいること

澤田知子 講演会 アーティストでいること

【2014年度 第2回 情報メディア学科講演会】

日時:2014年6月13日(金)16:45~18:15
〈内面と外面の関係〉をテーマに、数々の作品を制作・発表されている国際的アーティスト、澤田知子氏をお招きし、『澤田知子講演会 アーティストでいること』を開催しました。今回は、氏の代表的な手法ともなっているセルフポートレイト写真との出会い、代表作となった《ID400》の制作秘話、アーティスト人生のスタート、そしてつい最近まで続いたご自身のスランプによる苦悩など、貴重なお話を伺うことができました。

作家・作品の詳しい説明は、学科オリジナルサイトの講演会ページに掲載しています。


情報メディア学会講演会 正樂地 咲氏「好きなことで食べていく、をしてみて思ったこと」

情報メディア学会講演会 正樂地 咲氏「好きなことで食べていく、をしてみて思ったこと」

【同志社女子大学 情報メディア学会 講演会】

日時:6月4日(水) 15:15~16:45
CMプランナー・コピーライターとして数々の広告賞を受賞し、ご活躍の正樂地咲さん(本学情報メディア学科卒業生)をお招きし、『好きなことで食べていく、をしてみて思ったこと』と題して、ご講演頂きました。当日は、あいにくの雨模様でしたが、約150名の方々にお越しいただきました。

高校生の頃に出会った小説『檸檬』(梶井基次郎著)から「みすぼらしくて美しいもの」という一節に衝撃を受け、それを自身の美学としてきた正樂地氏。本学科の出身でもある正樂地氏は、卒業制作でもこれをテーマにした冊子を製作したと言います。コピーライターを本格的に志したのは、大学生の時。そのきっかけには、やはり「みすぼらしくて美しいもの」を広告の中に感じたからだとお話しされました。

大学時代は同志社大学のサークル、同志社学生放送局に所属し、ラジオ番組の原稿などを執筆していたという正樂地氏。大学時代には、広告専門のスクールにも通い、新しいコピーを考えては熱心に周囲の意見を求め自分らしさを追求したと言います。その後電通に入社し、社内のテストを通過し晴れてCMプランナー・コピーライターに。しかし、思うように力が発揮できずに悩んだ時期も長かったそうです。身近で励ましてくれた先輩やプロジェクトの仲間の存在を通して自身と向き合うことによって、自分らしい作品づくりから、仲間と共に作り上げる作品づくりへと自分の強みを変化させてきた正樂地氏の柔軟性と努力をじんわりと感じました。

夢を叶えてから味わう苦しみや楽しみについて語ってくださった正樂地氏。本学科卒業生ということもあり、これから就職活動を始める学生や、進路に悩む学生を多いに勇気づけてくれました。広告の美しさ、人々との関わり合いを通じたものづくりの面白さを感じる心温まる講演会となりました。



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